寺口 健太KENTA TERAGUCHI
知恵を活かして仕事を
トータルにコーディネート
当社の営業職は、長年取引のあるメーカー様などへのルート営業が中心です。仕事はお客様からいただいた製品図面をもとに見積書を作成するところから始まります。製品の形状や数量などを把握した上で、金型製作から製造、検査、出荷までの費用を算出し、見積書を作成します。どの業界でもそうでしょうが、近年とくにコスト競争が激しくなっていますので、高品質な製品を効率的に生産することに知恵を絞り、お客様に納得いただける見積書を提案しています。また、お客様から情報を収集し、その後の展開を考慮しておくことも必要です。例えば、自動車関連メーカー様から依頼された新型車用の製品が、今後の展開として他の車種への搭載が決まっている場合もあります。そうなれば、工場内に新たな設備機器を購入し、専用の生産体制を構築することも考えられ、トータルコストの兼ね合いを踏まえながら、ダイナミックな計画を進めることもあります。お客様が大手企業であることから、会社は小さくても視点を広げることでスケールの大きな仕事に関わることが可能なのです。
他部署をまとめながら
チーム一丸となって取り組む
受注が決まると、金型手配、製造先の決定、試作品製作、測定、出荷までの流れをコーディネートする役割を担っていきます。この一連の流れを管理していくためには専門性の高い知識、経験が必要となるため、製造現場を経てから営業職に就くことが多くなっています。私自身も製造からの異動でしたが、実際に営業職になって感じたのは、総務、現場、出荷などの部署のチームワークの大切さです。その中で営業が全行程に目を配り、仕事をコントロールし、状況に応じて臨機応変に対応していく必要があります。小さな会社だから可能なきめ細やかな対応をもとにチーム一丸となって取り組み、その結果としてお客様に「ありがとう」と感謝の言葉をいただくことが何より私のやりがいになっています。