米丸 稚里CHISATO YONEMARU
「好き」だけで飛び込んだ
製造業界
入社後、最初に配属されたのは製造部検査チームでした。「黙々と打ち込むことが好き」という自分の適性から、入社する際に製造現場での仕事を希望していたからです。検査チームでは主に不良品が市場に出ないよう様々な機器を使って製品の最終検査を行っていました。学生時代に機械系を学んだことがなかったこともあり、現場では業界独特の用語に戸惑うこともありましたが、周囲の人が丁寧に指導してくださったおかげで徐々に慣れ、日々の業務に充実感を抱くようになってきました。
検査チームには悩みごとを親身に聞いてくれる先輩がいて、仕事の悩みだけではなくプライベートなども気軽に相談させてもらっていました。ずいぶん先輩の方ですが、私のような新人にも同じ目線で話してくださるので、毎日お昼休みの会話を楽しみにしていました。人と人の垣根が低いのは当社の社風でもあり、年齢や立場を越えて本音で語り合える環境でよかったとつくづく感じています。私もそろそろベテランと呼ばれる立場になりつつあるので、少し元気のない様子の人を見つけたら積極的に声かけをしていきたいと思っています。
総務の仕事に生きる
製造での経験
総務部に異動したのは7年前。総務というと人事や経理といった社内向けの業務を連想しがちですが、私の場合は、電話・来客の応対から得意先との受発注、納期調整といった営業事務的な業務が中心です。自分の中で完結する品質管理の仕事からコミュニケーションが主体の仕事に一転したことで不安もありましたが、製造現場を経験し、製造工程や製品のことを熟知していたことからスムーズに業務に順応できました。
当社では、私のように数年、製造現場を経験し、他の部署に異動するというケースは珍しくありません。製造という会社の柱を知ることは他の業務にもプラスになりますし、色々な部署を経験することで人と人の距離がいっそう縮まり、仕事がしやすくなっていると思います。