古田 敦志ATSUSHI FURUTA
指導方針は
「遅くてもいいから、確実に」
当社はプラスチック成形の中で最も多く使用されている射出成形を得意としています。その中で私は、各種射出成形機を揃えた星崎工場の責任者として材料の受入から機械操作、検査、出荷まで総合的な生産業務に携わっています。
当社の製品はとりわけクルマに装着されるものが多く、スライドドアやハッチバックなどで私たちが作った製品を見かけることもあります。そんなときは、嬉しくなってつい周りの人に「うちで作ったものだよ」と自慢げに話をしてしまいます。
私が普段から心がけているのは、モノづくりに妥協はないということ。これまでの経験から技術や知識もさることながら、限られた時間の中で妥協せずに打ち込む姿勢がモノづくりでは大切だと痛感しています。とくに未経験の新人や経験の浅い社員には、「遅くてもいいから、確実に」と指導しています。確実性を重視していれば、そのうちスピードが自然に身に付くようになってくるからです。
また、当社の特色として、成形の現場に配属されると機器のオペレーションを磨きながら、材料の発注・受け入れ、出荷など周辺業務も幅広く携わります。幅広い業務に関わることで、会社全体の流れを知り、モノづくりに対する視野を広げることができるようになってきます。
初心者は、専門学校で
基礎を学べる
当社では、フォークリフト運転士、クレーン運転士、玉掛士などの資格取得とともに、知識や技能の習得をサポートしてくれます。未経験の新人研修のプログラムとして入社後1年間にわたって週に1日、名古屋市内にある射出成形の専門学校に通って実技・学科を学ぶことができます。平日の勤務時間に会社が費用を負担してくれますので、無理なく技術・知識を習得できます。努力すれば、未経験者でも早期に仕事を任せられるようになるわけです。
実は私もそうですが、未経験で入社した社員は少なくありません。最初はゼロからのスタートです。焦らず、向上心を持って今できることをコツコツ積み上げていけば、きっとプロの道は拓けてきます。初心者や未経験だからといって躊躇せず、ぜひ当社の扉を叩いてみてください。